落差にやられず

短い時間だったが、母親業を思い出す。娘を駅で見送った際は、気を緩めると涙がこぼれそうだった。どっぷり浸かってみたい気もしたが、安全運転が第一である。落差にやられそうな瞬間。

 

2月で主人の単身赴任も丸4年。その間、息子も娘も家からヒラリと羽ばたいた。

当初、五十路の一人暮らしに、寂しさへの恐れや、不安が襲ったが、日々の暮らしに紛れた。慣れない仕事をスタートして、体の疲れに昇華できるよう時間を過ごした。日曜の夕方は気分が落ちないよう注意することも覚えた。

 

昨日は大寒

まだまだ冷え込む季節は続く。

この数日の温もりを大事に抱えて春を待つ。

そうこうしているうちに、また湯たんぽを温め直すような時間が持てるだろう。